一緒に富士山登りたかった

息子を想う母のブログです

節分に思う

今日2月3日は節分です。


節分と言えば、子供達と恵方巻きを食べ、豆まきしたことを思い出します。

恵方巻きは黙って食べる…

でも我慢出来ず、つい話しかける私は、娘と息子に睨まれながら食べた記憶。


面倒くさがる息子も参加させての豆まき、

ところが、豆を買うと付いてくる鬼のお面を被り、溺愛する犬を驚かせようと、ドアから「ワォー」と叫びながら犬を追いかける動画が私のスマホの中にあります。

社会人の娘と大学生の息子…

ワンコのお陰で楽しい節分を過ごせていました。

何気ない毎日、ありきたりの日常…

それが、とても幸せな日々でした。



ただ、ただ息子を想って生きる毎日、

様々な思い出が繰り返し頭の中に甦ります。


ダイニングに座って食事する息子、

階段からパジャマ姿で降りてくる息子、

洗面台で身だしなみを整える息子、

冷蔵庫を開けて食べ物を探す食いしん坊息子、

ワンコを見つめる優しい眼差し、

ねぇねぇと言いながら、私の肩をポンポン叩く息子


私の中で息子は今も生き生きとした姿でちゃんと存在している。

心の中で生きています。


いつも息子に話しかけ、語りかける私。

きっと息子ならこう答えるだろう、

こんな時はこう言うだろう、

私は、息子の気持ちになって想像する…

そして自分を励ましてみる。



ありがとう、本当にありがとう。

あなたに逢えて幸せです。

たくさん笑わせてもらった、楽しかったよ。

一緒に過ごした時間は他人より少し短かったけど、

たくさんの思い出が私の中に溢れている。

どんな些細なことも決して忘れない、

あなたと過ごした時間は私の宝物だから。



息子が逝って以来、スルーしていた節分。

でも今年は軌道修正しよう、

恵方巻きを買い、お豆も準備しました。

鬼のお面は付いていませんが…


「鬼はー外、コロナー外」

そう言って豆まきしようと思います。


「福はー内」はまだ言えそうにないけれど。