あの日のまま
今月18回目の月命日を迎える
もう一年半…
今も息子の部屋はあの日あの時のまま
家を出る前の晩に着ていたパジャマも枕カバーも一度も洗わずにそのままにしている
毎晩寝る前に胸に抱いてあの子を思う
最近はすっかり臭いも消えてしまったけど、不思議なことに突然息子の匂いがすることがある
そんな時は「側にいてくれてるの?」と嬉しく思う
ハンガーにかけたままの冬のコート
机の上の大学の教科書とレポート用紙
クローゼット、衣装ケースに入ったままの衣類
歯ブラシも箸もお茶碗もコーヒーカップも…
何から何まであの日のまま
洗面所の息子用のタオル、毎朝新しいものと取り替える
たった一枚のタオルでもあの子のために毎日洗濯することがなぐさめになっている
少しずつ遺品の整理を…
と思いながら手が付けられない
息子の居場所が無くなってしまうようで辛い
三回忌を一つの区切りに、少しずつ片付けを始めようか…
あと半年…
気持ちに整理を付けられるはずもない
きっとその時には、また何だかんだと理由つけてそのままにしておきそうな気がする
きっと、ずっとそのままにしておくんだろうな
もうこれ以上、お別れは嫌だから
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