一緒に富士山登りたかった

息子を想う母のブログです

星空

12月は気持ちが下がり気味

だって息子の誕生月だから…

今月は涙と友達だ



息子と会えなくなってから空を見上げることが多くなった

晴れた日の空、雨の日、朝の空、夕方の空

表情は様々だけど不思議と空を見上げると気持ちが落ち着く

この空の向こうには息子のいる世界があって、今この瞬間息子と繋がっているように思えるから



夕方の犬の散歩の時

“涙そうそう”を口ずさみながら散歩するのが日課になった

一年程前からかな、人出も少なくなった夕暮れ時を空を見上げながら、歌いながら歩く…



〈2番の歌詞〉

一番星に祈る それが私の癖になり

夕暮れの空見上げて 心いっぱいあなた探す

悲しみにも喜びにも 思うあの笑顔

あなたの場所から私が

見えたら きっといつか会えると 信じ生きていく


晴れ渡る日も雨の日も 浮かぶあの笑顔

想い出遠くあせても

さみしくて恋しくて 君への想い涙そうそう

会いたくて会いたくて 君への想い涙そうそう



森山良子さんが若くして亡くなったお兄さんを想って書いた詩だそう


私の想いを代弁してくれているような歌詞

私の気持ちそのもの



息子は今月で25歳になる


25年前 前日の夜11時頃から陣痛が始まり、急遽病院へ向かうことに

車に乗ろうと外に出た時

「もうすぐ会えるね」と見上げた空

12月の澄んだ空気、凍りつくような冷たい空気が頬を刺す中

眩いばかりの星々が輝いていた

感動したあの星空を今でもはっきり覚えている

だって、その星空を見て息子の名前を決めたから

星にちなんで付けた名前


だから私にとって 星=息子


悲しみに押し潰されそうで、もう耐えられそうにないと思う時

星空を見上げるとそこには息子が…

輝いている星が息子の笑顔に見える


「母さん僕はここにいるよ」

と見守ってくれているようで

勇気づけてくれているようで

きっといつも側にいてくれているはず


だから私も…


いつかまた会えると信じて生きていく

会いたい、会いたい


必ずまた会えるよね