一緒に富士山登りたかった

息子を想う母のブログです

27回目の月命日

昨日は27回目の月命日

お天気に恵まれ日射しもある中、墓前に鮮やかに咲く花をお供えすることができた


息子と会えなくなって2年と3ヶ月

よくここまで生きてこられたなぁ…

が率直な今の思い

これから先のもっともっと長いであろう悲しみの日々を耐え抜いていけるかな…



今、私が息子にしてあげられること

食いしん坊な息子の喜ぶものをお供えすること

祭壇を綺麗な花で飾ること

般若心経を唱えること

そして何より、私がいつも元気で笑顔でいること


息子のためにそうありたいと思っていても

それがなかなか…難しい


ここのところ、また気持ちが落ち込み、何をするのも億劫で身体が重い



考えれば考えるほど

息子は私にとって大切な、この上なく大切な存在なのに…

どうしてこんなに大切な息子を守れなかったのか

自分の浅はかさ、愚かさを思うと

身の置き所がないほど苦しい


もっと注意を払っていれば…

息子のSOSに気付かず、お天気がいいからと、呑気に朝から庭へ出て花の植え替えなんてしてなければ…

出かける息子の顔をしっかり見て、思いやりの言葉をかけていれば…


もしかしたら、今も息子は私の隣にいてくれたのではないか…

後悔の思いに押し潰されそうになる



昨夜のNHKの特集番組

‘若者たちに死を選ばせない’

今渦中にある若者を救うために過去12年間の自死について分析しているという


そのデータの中には息子も含まれているのだ思うと

悲しい


人それぞれに事情は複雑でいろいろな偶然が重なって起きている…

データーから分析して・・・

がどれほど役立つのかはわからないけど、

自分の未来を絶つという選択だけはしないで欲しいと

心から願わずにはいられない


NPOの分析チームの方が語られていた

「自殺対策は常に手遅れ

亡くなった人がいて、打っている策だから」

の言葉に胸が詰まる



息子の大切な、大切な、輝いていたであろう未来を守れなかったこと

どんなに後悔してももう手遅れ


もう一度やり直すことができたらと、

気がつくと、あの子とどうにかして再会できる方法を真面目に考えている馬鹿な自分がいる


会いたい、会いたい、

息子にただ会いたいだけ、それだけでいいのに




墓前用に用意した花の中に向日葵があった

可愛くて、一輪だけ祭壇用に拝借




息子を花に例えると絶対に向日葵!


いつもケタケタと楽しそうに笑っていた、元気いっぱいの息子みたい


見ているだけで元気をもらえるところがそっくり


少しの我慢だね…

梅雨が過ぎれば向日葵の季節

私も元気をもらえそう