7月ももう終わり

今月は私の誕生月

ちゃんと覚えてくれてる？

あなたと会えなくなって2度目の誕生日を迎えました

母さんまた歳取っちゃった

毎年誕生日には、小さいけどまぁるいケーキを買って、ろうそく立ててお祝いしてくれたよね

忙しい中のアルバイト、裕福ではないお財布事情の中、一生懸命考えて買ってくれたプレゼントと一緒に…

嬉しかったなぁ…

幸せだったなぁ…

幼い頃から人を喜ばせるのが好きだったあなた

僅かばかりのお小遣いの中であなたがくれたプレゼント、今でも母さんの宝物

歳に似合わず可愛いもの好きの私によくぬいぐるみくれたね

ちゃんと今も私のベットに並んでる

毎晩あなただと思って抱きしめて「おやすみ」してるよ

母さんには忘れられない誕生日がある

まだあなた達が小学生の頃

家族でお祝いにと外食した帰り道

あなたとお姉ちゃんが突然私をおんぶすると言って変わりばんこにおぶってくれた…

幼いあなた達には母さんは重過ぎて二歩歩くのがやっと

キャラキャラ笑いながら交互に何度も何度もおんぶしてくれた

家族4人揃っての楽しいひととき

『幸せだなぁ〜』って心から思った

時々思い出しては胸がほっこり温かくなった

そんな日常のささやかな幸せで十分だったのに…

もう永遠に手に入らない叶わぬ夢

これから何回あなたのいない誕生日を迎えるんだろう

私ばっかり歳とるね

不公平だよ

あなたに会えた時

私、誰だかわからなくなっていないか心配

だから母さんのことずっと見守っていてね

今年のプレゼントまだ間に合うよ

夢でもいいからあなたに会いたい