一緒に富士山登りたかった

息子を想う母のブログです

息子へ ありがとう…ごめんね…

私はパソコン関係、iPhoneやWi-Fi接続など全般に苦手だ。

主人も同じく…


いつも訳の分からない操作を息子にお願いしてお任せしていた。

同じことを何度も聞く私に時々イライラして

「これ前にも言ったよ!」と嫌な顔されたこともしばしば…


「僕が家を出たらどうするの?

ネットで調べれば何でも解決できるんだよ。自分で調べてみたら」


「だってわからないんだもの、優しくないなぁ…」

と私。


今息子が居なくなって見回してみると、息子が接続してくれたWi-Fiや、車の中でiPhoneの音楽が聴きたいと言ったら、部品を購入して繋いでくれた。

(我が家の車は古いので (^^;; )

至る所に息子が手をかけてくれた跡が…


パソコンもiPhoneも、音楽のダビングの仕方さえ、わからないことはほとんど息子が助けてくれていた。


電子機器関係は息子がやってくれるのが当たり前になっていた私はろくにお礼も言わなかった。


今 車に乗って音楽を聞くたびに涙が溢れる。

これもあの子が注文して車に取り付けてくれたんだなぁ…


「いつもありがとう。とても助かってる、感謝してるよ」

どうして言わなかったんだろう。


息子は 「ありがとう」「ごめんなさい」

がきちんと言える子だったのに、私ときたら…


天国の息子に謝りたいことがありすぎる。

⭐︎⭐︎君 本当にごめんね。

母さん、いいお母さんじゃなかった。


でも母さんはあなたに会えて幸せだったよ。

こんな私を親に選んで生まれてきてくれて

心からありがとう。

あなたと、たくさんの面白くて楽しい思い出の一つ一つが私の永遠の宝物。

ずっとずっと・・大好きだよ。


必ずいつかまた会えると信じてる。

息子の声

特に訳もなく…


一日中 悲しみに支配される日。

幾分落ち着いて過ごせる日。


よかった… (^.^)

今日は少し落ち着いて過ごせました。



夕べ 家族が寝静まってから、どうしても息子に会いたくなって、恐る恐るスマホの中の息子の動画を見てしまった。


男子なので最近はビデオを撮ることもめっきり少なくなったけど、息子の誕生日だけは、毎年🎂を前に、溺愛する柴犬を抱いて🎁をもらって笑顔満面の息子が私のビデオに収まってくれた。


久しぶりに聞いた息子の声。

穏やかで優しくて落ち着いた、大好きな息子の声。

生前から、息子の落ち着いた声とゆっくりな話し方が大好きで、よく夫に息子と話してる時の私の顔がデレデレだと指摘された。


涙が溢れて止まらなかった。

見ればこうなるとわかっているから、動画を見るのは勇気がいる。

でも 夕べはどうしても会いたくなった。



あなたのいなくなったこの世界でどうやって生きていけばいい?


今度会えるのはいつ?


辛くても辛抱して日々消化していれば会える日が必ずくるよね。


ほんの少しの間のお別れだよね。


早く母さんを呼んでね。



昨夜息子と話してたっぷり泣いたお陰かな…

今日落ち着いて過ごせたのは。


息子が元気付けてくれたような気がする。


ありがとう。

どうして…

昨日、用事があって少し遠出をしました。

息子が亡くなって以来、電車に乗るのが苦手です。

今日も息子と同じ年頃の大学生らしき人達。

嫌でも目に止まります。

息子だって生きていたら…



息子が自死した理由が未だにわかりません。

考えても考えても永遠に答えの出ない問い。

もう考えるのはやめようと決めたのに、気が付くとまた…



4月からの大学院進学を機に、本人の希望で一人暮らしを始めることになっていました。

そのために必要な家電を、先輩から譲り受ける約束をしたとか、住まいもあれこれ下見に行ったとか、4月から始まる新生活に向けての準備を楽しそうに話してくれていました。


そう、彼はしっかり未来を見つめ、未来に向かって生きようとしていた。

それなのに突然… 何故。



以前、大学生になって少しした頃、

『僕は自分が一番輝いている時に死にたい。』


どんな話しからそんな会話になったかは定かではありませんが、彼が口にした言葉です。


その時は冗談だと軽く受け流してしまったけど…

その頃から漠然とでも、死と向き合っていたのでしょうか。

今思い出すとゾッとします。


確かに最近の息子は私には眩しいほどキラキラ輝いて見えました。

山岳部で鍛えた身体、大好きな山に登り、友人に囲まれ、勉強に、アルバイトに、少しハードだけれど充実した毎日を過ごしているように見えました。


今の自分に満足できたの?

もう充分やり遂げたと思えたの?

それとも私達には言えない苦しみに耐えていたの?



私は一体息子の何を見ていたのだろう。

無意識に自分の見たい部分だけを見て、息子の真実を知ろうとしていなかったのでしょうか。

息子が何を考え、わずか23歳で人生を終わらせてもいいと思えるほどに彼を突き動かしたものが何なのかが全く思い当たりません。


情けない母親。

最愛の我が子を守れなかった。

喪失感、無力感で胸が押し潰されそうです。

この苦しみを抱えて生きる自信がありません。